小笠原です。
渡辺さん、コメントありがとうございます。
原文は元メールのコメントに埋まっているので適宜参照いただくとして。
LibreOffice、「さらなる速さ」を、その手に
私の提案「LibreOffice、速さをその手に。さらなる速さを。」では、
原文「LibreOffice just got faster. Much faster」
のfasterの繰り返しで得られる強意を訳したいという意図があるのです。
が、日本語として少し不自然になったところがありますので、ここら辺は
他の方の意見を聞きたいところでもあります。
LibreOffice 5.1は速度面、品質および使い勝手についての数多くの改善がなされました。LibreOffice
5.1には、Windowsや、その他のプラットフォームで、起動時間の削減と全体の速度向上がしっかり焼き付けられました。実装されました。
↓こんな感じにしてみました
LibreOffice
5.1では、速度面と品質および使い勝手について数多くの改善がなされ、Windowsだけでなく、その他のプラットフォームにおいても、起動時間の削減および全体の動作速度が向上しています。
原文の構造にあまり捉われないで訳すというスタイルの私ですが、
二つの文は二つの文で訳した方が良いのではという気はします。
ただ、「LibreOffice 5.1は」「LibreOffice 5.1には」と言い回しが
似通ってしまっているのはもうちょっとなんとかしたいですね。
コメントでも書きましたが、わざわざ
「……have been baked in LibreOffice 5.1.」
というちょっと変わった言い方をしている意図を汲みたいのです。
ただ、「焼きつけられた」は原文の意味に寄りすぎであって、
もっと適切な比喩揚言に置き換えたいという気持ちがあります。
ユーザーの操作性を第一に
LibreOffice 5.1には、ユーザーをとても幸福に、より生産的にするような、モジュール間をまたいだ多数のユーザー体験の向上が盛り込まれました:
新しく、シンプルになったアプリケーションメニュー、グラフと図表の進化した操作。
↓こんな感じにしてみました
ユーザーの操作性を第一に
LibreOffice 5.1には、ユーザーがより幸せに、より生産的になれるよう、各ソフト同士の連携や、
新しく、シンプルになったアプリケーションメニュー、グラフと図表の進化した操作など、多くのユーザーの声が反映されています。
「多くのユーザーの声が反映されています。」
に当たる部分が原文のどこにもないので、ちょっと作文に過ぎると
私の感覚では思います(ユーザー体験の向上 = user experience
improvements がそれに当たる?でもちょっとやりすぎ感があります)。
あと、英語ではよくある、「文:例の列挙」という表現を、日本語
でどう訳すかはいつも悩みますが、私としては、原文の構造を残す
(列挙は列挙として末尾につける)方が良いのではと考えています。
ただこれはしばしば日本語としては不自然になるので、ちょっと
悩みます。
強力なグラフィック、美しい画面切り替え
OpenGLより深く統合され、メニューとオプションが再構成されたImpressは、ユーザー体験を向上し、設定なしでさらによくなったスライド切り替えを使うことができるようになりました。
↓こんな感じにしてみました
OpenGLにより、メニューとオプションが再構成されたImpressは、ユーザーの操作性を向上させ、特別な操作設定なしで、さらによくなったスライドを切り替えできるようになりました。
これは私の訳文に間違いがあって「OpenGLより深く統合され、」が
「OpenGLにより深く統合され、」なのです。原文は
「Deeper integration of OpenGL and a revisited set of menus and options
for Impress improve the user experience on Impress and offer better
slide transitions out of the box.」
で、Deeper integration of OpenGL と revisited set of menus and options
は並列なので、これを「OpenGLにより」とするのは誤りです。
非公開の文書フォーマットの罠に囚われていませんか? 助けて差し上げます(助けの手を差し伸べます)
↓こんな感じにしてみました
非公開の文書フォーマットに束縛されていませんか? 助けて差し上げます(助けの手を差し伸べます)・(お助けいたします)
ここについては「未公開のフォーマットに囚われていませんか?お助けします」
でいいかなーと思っています。
LibreOffice 5.1には新しい機能として、Apple Keynote
6プレゼンテーションスライド形式でもGnumericでもMS-OfficeのOOXMLでも、クラウド業者のストレージに代表されるリモートの場所へのファイルセーブを可能にするVBAマクロのStremオブジェクトなどのサポートが追加されました。
これはそういう構文じゃないと思います。Keynoteサポート、Gnumericサポート、
VBA Streamオブジェクト対応は並列と読めます。原文:
LibreOffice 5.1 has added the support for Apple Keynote 6
presentations slides, Gnumeric, VBA macro streams back into MS OOXML
as well as the ability to save files on remote locations such as cloud
storage providers.
LibreOffice 5.1のCalcには、専用のダイアログボックスを備えた回帰分析 - 線形回帰、対数回帰、指数回帰 -、強力な書式設定した表記での検索機能、メニューの改善、MS
OOXMLとの互換性の向上、数学関数の追加など、多くの新機能が追加されました。
ここも先ほど書きましたが、"xxx: yyy, yyy, yyy" の表現はそのままにしたいな
と思って今の表現にしています。
LibreOfficeはフリーソフトウェアであり、The Document
Foundationおよびそのボランティア貢献者なしでは存在することはできないでしょう。このリリースにおいては、リリースノート中に名前がある、とてつもない作業と努力を費やした開発者たちにとりわけ感謝したいと思います。LibreOfficeおよびDocument
Liberation projectには、あなたも貢献できます。参加しようのページをご覧ください。
↓こんな感じにしてみました
LibreOfficeはフリーソフトウェアであり、The Document Foundationおよびそのボランティア貢献者なしでは存続できないでしょう。
このリリースにあたって、リリースノート中に名前が載っている膨大な作業と努力を費やした開発者たちに、大いに感謝したいと思います。
LibreOfficeおよびDocument Liberation projectには、あなたも貢献できます。参加しようのページをご覧ください。
「大いに」だと原文のparticularlyの意味が飛んでしまうので、「特に」がいいでしょうか。
それ以外は渡辺さん案の方がこなれてて良さそうでしょうかね。
それでは。
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