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2024年12月19日 ベルリン ― 自由なオフィススイートのボランティアサポート版「LibreOffice 24.8」
ファミリーの4番目のマイナーリリースであるLibreOffice 24.8.4がリリースされ、Windows版(Intel、
AMDおよびARMプロセッサ)、macOS版(AppleおよびIntelプロセッサ)、Linux版がダウンロード可能に
なりました。
https://ja.libreoffice.org/download

このリリースには、LibreOffice 24.8.3に対して55以上のバグとリグレッション修正が含まれており[1]、
ソフトウェアの安定性と堅牢性が向上し、従来のドキュメント形式や独自のドキュメント形式との相互運用性
が改善されています。

LibreOfficeは、ユーザーのプライバシーを尊重する唯一のオフィススイートであり、ユーザーが作成した
コンテンツを共有するかどうか、また誰と共有するかを決めることができます。さらに、文書からユーザー
に関連する情報を削除することもできます。そのため、LibreOfficeは市場の主要製品に匹敵する機能セットを
提供していながら、プライバシーを重視するオフィススイートユーザーにとって最適な選択肢となっています。

また、LibreOfficeは、伝統的なインターフェースから現代的なものまで、さまざまなユーザーの習慣に対応
した幅広いインターフェースオプションを提供しています。デスクトップの利用可能なスペースを最大限に
活用し、さまざまな画面サイズで1~2クリックで最大限の機能にアクセスできるように設計されています。

他の製品に対するLibreOfficeの最大の利点は、LibreOffice Technologyエンジンです。これは、
エコシステム企業の製品を含め、LibreOfficeのデスクトップ、モバイル、クラウドのバージョンが基盤
としている単一のソフトウェアプラットフォームです。

これにより、LibreOfficeは、中立的なOpen Document形式(ODT、ODS、ODP)および、クローズドで
独自のMicrosoft OOXML形式(DOCX、XLSX、PPTX)の2つのISO標準に基づいて、同一かつ完全に
相互運用可能なドキュメントを作成できます。ただし、後者は多くの人工的な複雑性が隠されており、
真のオープンスタンダードを利用していると考えているユーザーに問題を引き起こす可能性があります。

サポートを必要とするエンドユーザーは、LibreOffice 24.8の入門ガイド、Writerガイド、Impressガイド、
DrawガイドおよびMathガイドを次のリンクからダウンロードできます。
https://books.libreoffice.org/en/

日本語版は古いバージョン向けですが、次のリンクからダウンロードできます。
https://documentation.libreoffice.org/ja/documentation-in-japanese/

また、メーリングリストやAsk LibreOfficeウェブサイトを通じて、ボランティアによる基本レベルの
技術サポートを受けることも可能です。
https://ask.libreoffice.org

企業向けLibreOffice

TDFは、企業・団体へのLibreOffice導入について、エコシステムパートナーが提供する特別な付加価値を
多数含んだ、LibreOffice Enterpriseファミリーのアプリケーションを強く推奨します。これらには、
セキュリティパッチの3年から5年のバックポートや、サービスレベル契約(SLA)などのメリットがあります。
https://ja.libreoffice.org/download/libreoffice-in-business/

エコシステム企業が顧客のために開発したすべてのプログラムはマスターコードリポジトリでコミュニティと
共有され、LibreOffice Technologyプラットフォームを改善します。LibreOffice Technologyを
ベースにした製品は、Windows、macOS、Linux、Chrome OSの主要デスクトップOSをはじめ、Androidや
iOSのモバイルプラットフォーム、クラウドにも提供されています。

The Document Foundationは、企業が独占的なオフィスソフトからLibreOfficeへ移行することをサポート
するための移行プロトコルを開発しました。このプロトコルは、LibreOfficeの企業向けに最適化された
バージョンのLTS(長期サポート)版導入に加えて、認定専門家により提供される移行コンサルティングと
トレーニンを前提としています。

LibreOfficeには、成熟したプログラムコード、豊富な機能、オープンスタンダードに対する強力なサポート、
優れた相互運用性、そして長期サポート(LTS)オプションがあります。データのコントロールを取り戻し、
ベンダーロックインから開放されたい企業にとってLibreOfficeは理想的なソリューションです。

LibreOffice24.8.4の利用について

LibreOffice 24.8.4 Communityは以下から利用可能です。
https://ja.libreoffice.org/download/

商用OSの最小要件は、Microsoft Windows 7 SP1(Microsoftによるサポートは終了)とApple macOS 10.15です。

AndroidとiOS向けの製品についてはこちらをご覧ください。
https://ja.libreoffice.org/download/libreoffice-for-android-and-ios/

最近サポートが終了したLibreOffice 24.2系(最終版は24.2.7)のユーザーは、最もテストされたバージョン
であるLibreOffice 24.8.4へのアップグレードを検討する必要があります。2月上旬にLibreOffice 25.2が
リリースされる予定です。

LibreOfficeユーザー、自由ソフトウエアを支持する方、コミュニティメンバーは、寄付を通じて
The Document Foundationを金銭面からサポートできます。
https://ja.libreoffice.org/donate

また、LibreOfficeを導入している企業も寄付をできますが、企業のニーズに最適なソリューションは、
企業向けに最適化されたバージョン(投資を保護するための、セキュリティについての長期サポートや
サービスレベル契約(SLA)が付属したもの)を探すことです。詳細は次のリンクをご覧ください。
https://ja.libreoffice.org/download/libreoffice-in-business/

[1] RC1での修正: https://wiki.documentfoundation.org/Releases/24.8.4/RC1
    RC2での修正: https://wiki.documentfoundation.org/Releases/24.8.4/RC2

ブログ記事:
https://ja.blog.documentfoundation.org/2024/12/23/libreoffice-24-8-4/

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List archive: https://listarchives.libreoffice.org/ja/announce/

Context


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