Windows 10との互換性とともに、さらなる相互運用性を備えています
Linux、Mac OS X、そしてWindowsで今すぐご利用いただけます
2015年8月5日、ベルリン - The Document FoundationはLibreOffice 5.0を
お知らせします。これはプロジェクト発足から10番目のメジャーリリースであり、
3つ目となるメジャーバージョンにともなう開発サイクルによる最初のリリース
です。LibreOfficeは同じカテゴリーのどの製品とも比肩しうる高機能なオープン
ソースのオフィススイートであると同時に、卓越した相互運用性を備えている点
で際立っています。
LibreOffice 5.0は4.x系列における成功の上に構築されています。
4.x系列は8千万人を超えるユーザーによって使用されてきました
(出典: 更新確認のためのユーザーからの通信クエリにもとづき、TDFが推計)。
中でもヨーロッパと南アメリカにおいて大規模な組織によって配備されています。
LibreOffice 5.0ではユーザーインターフェイスが大幅に改善されており、
より効率良くスクリーンのスペースを利用し、より分かりやすい外観となって
います。加えて、非標準フォーマットを扱うためのフィルターが新たに追加、改善
されたおかげで、Microsoft OfficeやApple iWorkといったオフィススイートとの
相互運用性が高まっています。その他にも、LibreOfficeを構成するあらゆる要素
において改善がほどこされています。そしてWindows 64bit(Vista またはそれ以降)
用ビルドも加わりました。
LibreOffice 5.0の主な特長
新しい挑戦に向けての新しいバージョン: LibreOffice 5.0はAndoroidおよび
Ubuntu Touch上のモバイル版、そして来たるクラウド版への第一歩となります。
まさに、LibreOffice 5.0は現在進行している開発の基礎となるものであり、
拡張しイノベーションを生みコラボレーションするための優れたプラットフォーム
です。
素晴らしいコミュニティによってデザインされた美しいオフィススイート:
新しいアイコン、そしてメニューおよびサイドバーの大きな改善によって、
LibreOfficeはより良い外観となり、ユーザーがよりクリエイティブに、正しい
やり方で仕上げる手助けをします。さらに、インターフェイスに沿ってスタイルの
プレビューができるようになったおかげで、スタイルの管理がより直観的になって
います。
表計算シートが優れています: LibreOffice 5.0は数多くの新しい表計算シートの
機能が搭載されています。複雑な数式のサポート、新規関数、条件付き書式、
画像の切り取り、テーブルのアドレス書式、など。Calcにおいては処理性能と
機能が両立しており、幅広いユースケースに対してあらゆる種類の処理を扱う
ような業務に欠かせない表計算シートが可能になります。
より良い文書のためのより良いフィルター: LibreOffice 5では文書のインポート
およびエクスポートのためのフィルターが大きく改善されており、多様な文書
の変換についてより高い信頼性をもたらします。加えて、LibreOfficeで生成された
PDFファイルに時刻のタイムスタンプをほどこせるようになりました。
最も重要な新規機能をまとめた一覧はプレスリリースとともにお届けします。
また、ウェブサイトにおいて以下のリンクで公開されています:
http://www.libreoffice.org/discover/new-features/
何百名ものボランティアによる貴重な活動によって、LibreOffice 5.0は「見えない
部分」も改善されています。Coverity Scanによると、コード1000行当たりの
欠陥の数は今や0.001をほぼ常に下回っています。このため、オープンソースの
オフィススイートとして開発し易いだけでなく、メンテナンスおよびデバッグも
より容易になっています。実際、解決された不具合の個数は25,000を超え、さらに
急激に増えつつあります。
最後になりますが、LibreOffice 5.0は品質および安定性の面でも改善している
ことも重要です。これは、クラッシュや不具合、再帰バグを再現するための文書
を数千件用意し、新しいビルドに対して実行するという膨大なテストのおかげ
です。
「2010年に、私たちはどちらかというと古いソースコードを継承しました。
私たちが長期的なビジョンで描いたオフィススイートをまともに開発できるように
なる前に、そのコードをクリーンなものにし、余分なものを取り除き洗練された
ものにする必要がありました」と、TDFの役員でありLibreOfficeの主要開発者
の1人であるMichael Meeksは述べています。「2010年以来、私たちは3つの
異なる開発サイクルを経てきました: 3.x系では、レガシーな部分をコードから
取り除きました。4.x系では、このオフィススイートをもっと機敏に動くように
しました。そして5.x系では、このオフィススイートをもっと賢いものにし、かつ
ユーザーインターフェイスも洗練させようとしています。」
LibreOffice 5.0の「見えない部分」で何がなされたかについては、以下に
まとめられています:
http://users.freedesktop.org/~michael/under-the-hood-5-0.html
「LibreOffice 5.0は、レガシーなオープンソースのオフィススイートに慣れた
方々にとっては新機能と改善の量が多すぎて圧倒されるかもしれません、
それほど優れた製品となっています」と、TDFの議長であり、LibreOfficeの
主要な開発者でもあるThorsten Behrensは付け加えています。「OOo由来の
オフィススイートからLibreOfficeに切り替えると、フリーのオフィススイート
の未来に向けて大きく踏み出すことになります」
利用可能性と企業での配備について
LibreOffice 5.0はオープンソースのオフィススイートとして機能面で最先端
となるもので、そのため、最新技術に情熱のある方や熟練ユーザー向けとなって
います。
あらゆる規模の組織において業務利用のために配備できるよう、TDFはより成熟
したバージョン4.4.xブランチ(現在は4.4.5)をメンテナンスしています。
いずれの場合についても、LibreOfficeを配備する、もしくはLibreOfficeに
移行する際には、レベル3サポートや移行のコンサルティング、あるいは
トレーニングコースを提供している認定されたプロフェッショナルによる支援
の下で行うことを、従来のベストプラクティスとしてTDFはお奨めします
(http://www.libreoffice.org/get-help/professional-support/)。
LibreOffice 5.0は以下のリンクから今すぐ利用できます:
http://www.libreoffice.org/download/
(訳注: 日本語のダウンロードページは http://ja.libreoffice.org/download/ です。)
LibreOffice のユーザーおよびフリーソフトウェアに賛同する方、コミュニティの
メンバーは寄付することによって The Document Foundation を支援することが
できます: http://donate.libreoffice.org
画像を含むブログ記事へのリンク: http://blog.documentfoundation.org/?p=3001
--
Italo Vignoli - Marketing & PR
email italo.vignoli@documentfoundation.org
mobile +39.348.5653829 - jabber italo@libreoffice.org
hangout italo.vignoli@gmail.com - skype italovignoli
The Document Foundation, Kurfürstendamm 188, 10707 Berlin, DE
Gemeinnützige rechtsfähige Stiftung des bürgerlichen Rechts
Legal details: http://www.documentfoundation.org/imprint
---
以上は announce@documentfoundation.org で配信されたアナウンスの日本語訳です。
原文は
http://listarchives.documentfoundation.org/www/announce/msg00242.html
になります。
--
Unsubscribe instructions: E-mail to announce+unsubscribe@ja.libreoffice.org
List archive: http://listarchives.libreoffice.org/ja/announce/
Context
- [ja-announce] LibreOffice 5.0をお知らせします · Takeshi Abe
Privacy Policy |
Impressum (Legal Info) |
Copyright information: Unless otherwise specified, all text and images
on this website are licensed under the
Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0 License.
This does not include the source code of LibreOffice, which is
licensed under the Mozilla Public License (
MPLv2).
"LibreOffice" and "The Document Foundation" are
registered trademarks of their corresponding registered owners or are
in actual use as trademarks in one or more countries. Their respective
logos and icons are also subject to international copyright laws. Use
thereof is explained in our
trademark policy.